花の業平ー忍の乱れー




     2001年  2月  6日

今回は11時は一階で、3時は二階での観劇でした。

面白かった。確かに全体的に良くなってたし、何処から話していこうかな…!?

まず、プロローグの業平の照明の入り方。可成り計算されてるでしょうあそこ、
結構、ワクワクさせよう させようって言う思惑が見て取れます。
流石なんだろうナァー。
先月観た時から、気になっていたのが、業平の弓の持ち方 矢筒の状態。
私 中学で弓道なんてやっていたので、少しは判っているつもり。
で、どうかナァーと、観察していましたが、競技とは、根本的に違うみたい。
舞台でどのように映えるかが、ポイントなのですよね、あれはあれなのでしょう…。

タータン基経 迫力増しましたね、流石です。
歌の声が特に凄い、やっぱり役者、これから宜しく、しっかりねと、どうしても呼びかけながら
観てました。(しかし、東京 誰が基経…!? 不安だ…。)

ブンちゃんは、吹っ切れてますね、もう楽しんでる、観てても気持ちよかったもの、
きっと雪組でのお稽古も順調何だろな、きちんと先を見ているので、頼もしいです。
来月も観るからね、ブンちゃん。

しかし、二人の応天門炎上の掛け合い、もっと聞きたい、折角の顔合わせなのに、
あれだけって言うのが、もったいなくて、場面的にも良いのにね。

ガイチ君は、いい人、何だけどね。それだけなのよ、うん頑張ってるよ。
でも、違うの。役なのか、それだけでもないだろうに、残らないナァー。
好みの問題…!?

それから行くと、トウコちゃんは流石なの、役を心得てるというか、
゛此処は見せるの゛と、なったら、パワーが出てくる。
二人で並ぶと勝ってるのよ、ガイチ君頑張らないと、先行き怖いよ…。
しかし、私 この公演が初生トウコだったの、気が付いたときは、自分でも唖然とした。
如何に、雪組って観てないかって事だもんね。

ネッタンの、国経はね、損な役回りって気がする。
彼女がやる意味があるのかな、案外と朝澄&真飛の方が美味しい役だった気がする。

その朝澄&真飛の、春景 秋宗は、少し変わってきてた。
まず、朝澄ちゃんは、相変わらず、台詞のないところも役で反応してたし。
真飛君は、ちよっと役の感情が定まってない。
梅若が、高子の行方を知らせるシーンでも、睨んでるの、新公終わって、
ホッとしてるのと、何処かで抜けてないのかも、気持ちが業平に傾いてるように
見えて「大丈夫かぁー、役の性格掴んでるかぁー。」と、言ってあげたかったくらいです。
目が利くからね、睨んでるような時は、表情怖いの…。
役の性格作りにくいのかナァー。頑張って欲しい。
でも、この場面の4人の並びって嬉しいけど淋しいものがありますね。
純星組生だし、ノル&ブンでやって来て、これがラスト。
後の二人だって、この先一緒にやっていけるかどうかも判らないし。
貴重よ、この場面って…。

市の人達。明るいので好きなんですよ、観てて安心って言うか。
アイちゃんが、復帰してて嬉しかったけど、大丈夫なのって、心配になる。
でも、「東下り」の所元気でね、大きな荷物で、遊んでる。
演出上付いてる動きなんだろうけど、先月観たときは、春景に当たるか当たらないかの
加減だったのに。今回はぶつかる距離で、必死によけてる。
それが観て手面白いんだけど、3時の時は一旦よけたのに、戻ってきた荷物に思いっきり
ぶつかられて、痛そうだった。一緒に居る久城君がマジに「大丈夫…?」って、
のぞき込んでてね、顔をさすってる、朝澄ちゃんが、可笑しかった。
軽そうだけど、痛いのね…!?

後 最後の場面はやっぱり壮観。好きだナァー。
綺麗だし、見せ所もいっぱいあるし。
しかし、序詞役の鳴海君から、業平 基経…!?(うろ覚え。)
梅若に順に歌い継いで行ってるとは、思ってなかったので、凄いんだって判った。
入り乱れてるから、難しいシーンだよね。
此処でチラチラッと出てくる。市のメンバー。
久城君の、見せ場でしょう、大変だったったらしてことも、ちよこっと聞いたけど、
結果オーライ、あの庶民代表のくせに、企み顔なのは、持ち味ですよね。
(あの瞬間に、色気が出るの、楽しいよぉー。)
で、最後のストップモーション。
どうなるかと、観てましたが、誰も動かなかった。
で、動けるようになって、替え玉だってばれたときに、
3時のとき、梅若 笑うの ニッカーって、嬉しそうに、
「やってやった、仇を取ったって、」所じゃないかな、
だって基経の、藤原の裏をかいたって事になるわけでしょう。
春景 秋宗も、もう少し表情有っても良いかも。
やったって感じは受けるけど、固いよ、魅せてね。

しかし、主演者観てない訳でもないけど、どうかナァー。
そうそう、11時のときに、高子の最初の出の時。マイク可笑しかった。
変な風に入ってて、台詞まで流してるのかと思ったぐらい。
声二重になってました。
次の出番では直っていましたが、
こんなものかな、まだ残ってる話題有りそうな気もしますが。
ここまで。


     2001年  1月  16日

今回はテレビ中継のおかげで、流れは判っていたので、
見えなかったところを、どうしても中心に観てました。
プロローグの、公達は誰が入ってるのかな…!?
とか、市のメンバーも誰が入っているのか、確認してなかった。
(一回ザッと見ただけですので。)
生で観て納得、あそこはやっぱり好きかも、楽しそうだし。

お楽しみの 春景 秋宗 は、少しだけ思ってたのと違った。
しっかり者の、秋宗。
少し 軽くて お調子者の 春景。
の、イメージだったのですが、
秋宗は、生真面目。春景は、とにかく明るい、でも業平の信頼は厚い。
そんな感じ、秋宗は業平と同じ場面に出てることが多いのですが、
真飛君 余裕無し。新公前だから、大変なんだろうね。
役の気持ち作りながらも、必死に見てる、
「頑張れ !!」と、言ってあげたくなってしまった。
対する春景は、単独での出番があるので、役の性格がハッキリしてます。
新公卒業した余裕でしょうか、業平と梅若の絡みの所も、
しっかり役で反応してて、楽しんでるナァーと、観てました。

後 中継では判っていなかった、業平と梅若の入れ替わり。
本当にあの二人、これが最後になるのかな…!?
目でしっかり語り合ってますね、あの瞬間、可成り好みです。
あの最後の花の宴は、人が多くて関係が見えにくい、
誰を何処を見たら良いのやら、諦めて基本的に梅若を見逃さないようにしてました。
いやはや、最後のストップモーション楽しい、銀橋では、最後の別れをしてるというのに、
気にしてませんでした。(もしファンの方、読まれていたらごめんなさい。)
どういう形で固まっているのか、もしかして誰か我慢できなくなるかと、
ハラハラ ドキドキ 期待してしまう。

替え玉 梅若を庇って立つ春景
それを、見定めようと詰め寄る国経。
引き止めようとする、秋宗。
梅若 ブンちゃんは、思いっきりすかしてるし。

動けるようになってからが、また愉快。
隠れて 逃げてでも、ばれるんだけど、
あの時の、真顔何だけど、その裏の三人の「してやったり…。」
と、言った表情がとっても気に入ってます。
だから、終わって ムフフフ。と、笑ってしまう、私って変ですよね。

来月はまた、最後の別れ気持ち入って長くなってたりして、
あの場面の人達耐えられるのかしら。
誰か、我慢しきれなくなって、歌劇のネタになってたら楽しいナァー。





                                        Megu